退院後第2週の体調

過食による嘔吐3回

第2の嘔吐では、その前後で体重が800g変わった。内容物から、過去6時間程度の食事がキャンセルされうると分かった。吐く30分前からはお腹がキュルキュルと鳴って、ガスがよく排出される。

第3の嘔吐では、吐くかもと思って間食を中断したが、吐くタイミングを遅らせるだけだった。過食を防ぐには、前兆を指標にできないのだと理解した。食事量を計算せねばならない。また、胃で詰まったこれら嘔吐の様相が、腸閉塞に似ていると思った。嘔感に1時間耐えていても、胃の内容物が十二指腸へ送り出されていない気がするのだ。

過食で気分が悪化しても、吐き出すと改善されている。吐き癖になったりしないか、食道が胃酸で弱っていないかと危惧する。

1食分のエネルギー摂取が失敗することは、残念なことだ。注意深く食事せねばならない。

手術創を留めているテープをはがした

情報ドレーンポート跡地が十分にふさがっているので、手術創を留めているテープをはがした。いくつかのテープ下にはかさぶたができていて、いっしょに外れた。テープ周辺に白い何かが付着していた。開腹部の傷はぴっちりつながっていた。お腹をひねってみると、痛んだ。開腹の傷跡はまっすぐで、生分解性の糸の跡は分からなかった。傷跡周囲5mmは皮膚が固い。

出社、自転車通勤

痛みだとか体力不足といった運動上の不都合が小さくなったので、出社した。通勤に際しては、電動アシスト付き自転車がよく機能した。登り坂では立ち漕ぎ不要になり、手術した腹部への負担が大変小さかった。とはいえハンドルバー形状とアシスト機能の都合から、立ち漕ぎすると不安定になる。

荷台に取り付けた箱もまた便利だった。自転車に載せられるそこそこの大きさの箱で、容量十分。合羽内部に身に付けていた、雨天時の携帯品を入れられる。買い物袋が入る。

抗ガン剤副作用が弱いときにはなるべく出社、すなわち外出して、体力筋力の増強を狙いたい。

排便の安定化

退院後第1週では、ガスと便が合わせて出ていて、ガスを出すときにトイレへ駆け込んでいた。最近は個別に排出できるようになってきた。

固い便が出ない。どの便も軟らかい。