腸閉塞入院第2回1週間と3日 手術当日

採血を受けた。手術着に着替えた。点滴を交換された。洗濯機を使った。荷物を整理した。

歯磨きしよう。体重を計ろう。洗濯機から衣服を回収しよう。眼鏡を外そう。

手術後は一晩が明けるまで、職員詰め所そばに移される。その部屋に、正午過ぎに移る予定だ。腹の痛み、腹を曲げたときの痛み、各種チューブの違和感、酸素供給機がもたらす口腔の乾き。克服してやる。

人工肛門造設推奨位置を書き込まれた。

体重は減少していた。衣服を回収した。荷物を整理した。おしっこ出した。

歩いて手術室に入った。台に乗った。バイタル装置を付けられた。身体を丸め、硬膜外麻酔チューブを付けられた。唾を拭ってもらった。眠った。

起きた。台から下ろされていた。お腹の痛みを訴えた。

病室に戻った。主治医から説明を受けた。

  • ガン細胞は悪さをしていなかった
  • 大腸の裏に小腸が入り込んでいた
  • 小腸がねじれ気味だったり癒着していたりしていた
  • 腹腔鏡では手が出せないので開腹した
  • 小腸の一部は変色までして悪くなっていたので、切除吻合した
  • 重複腸管はごく短かく、害はなさそうだったし、先述吻合部に近かったしで、放置とした
  • 腹膜ガンは成長しておらず、また抗がん剤が有効に機能していたようだった

痛み止めを強化してもらった。手がしびれたので、弱めてもらった。脚がかゆくなった。かかとが痛んだ。退屈しのぎにとスマートフォンを渡してもらった。少し眠った。