化学療法5週間 腸閉塞を引き起こした

4時間30分眠った。就寝前からへその下が痛い。目覚めてからも痛みが続いている。夜更かしで下痢を招いたかと思っていたが、腸閉塞を引き込んだかもしれない。朝食はバナナだけにしておく。

朝食と昼食を通常どおりに摂取した。気分は朝から好転せず、昼に悪化した。15時前に昼食を吐き戻した。ほうじ茶かみそ汁かの色が付いていた。気張ってみると、排便できた。

病院に連絡し、看護師と相談した。主治医から来院するように言われた。17時前だろうか、再び吐き戻した。色から、朝食の食パンらしかった。液は無色だった。

採血と造影CTと問診と触診と点滴を受けた。CT画像には腸閉塞の特徴たる気泡が見られ、緊急入院が決まった。閉塞が複数箇所で見られ、ねじれが疑われた。その後放射線科技師だか医師だかによれば、血流は良く、ねじれは無さそうとの事だった。また、癒着が複数箇所で見られると。

手術着に着替えて、鼻から胃管挿入を受けた。イレウス管よりも細いが、挿入は大変つらかった。またここから腹痛と吐き気が治まり始めた。しかし唾が止まらないし、のどの違和感が良くない。腹痛は完全には治まらない。痰吐きの反射がでる。

処置計画を聞いた。胃管で解決すればよし。悪ければ腹腔鏡ないし開腹手術にて、癒着をはがす。手術になれば、ついでに腹膜播種の経過を確かめる。

立位でのみレントゲンを受け、入院手続きが始まった。感染症の抗原PCR検査を受けた。細い棒を2種1回ずつ、鼻の奥に突き込まれた。7月の唾液検査とは異なる、上等な検査だろうか。書類を準備し、持参品を確かめた。

座っても寝てもつらい。20時30分に嘔吐した。胃管が吸い取っていった。これまでの痰はわずかに血が混ざっていたが、今回の液は暗い朱色だった。21時に主治医が訪れた。複数箇所の癒着は間違いないようだ。術後の痛みを思い、気が重くなる。

荷物が届いた。居住環境を整えた。

23時にまた吐いた。横になれない。