軽いIDE Qt Creator 2.4.1の画面構成

Visual StudioEclipse,Net Beansに比べると,Qt Creatorはすぐに起動する.

画面は左端に見える7つ分けられて,それぞれで画面構成が異なる.上部にはツールバーがなく,先に挙げた他のIDEよりも,簡素だ.その代わりだろうか,左下にはすぐにアクセスしたい4機能が用意されている.上から「プロジェクト」「デバッグなし実行」「デバッグ実行」「ビルド」.

「ようこそ」は玄関だ.メインメニュー「ファイル」からでも選べるコマンドが用意されている.「スタートガイド」も「デモとサンプル」も英語情報だから,読解を得意としない者は触らないだろう.「デモ」はひととおり触ってみた.「へえ,こんな機能があるのだな」と感じる一方,実行できないプログラムがいくつかあった.

「編集」は高機能エディタだ.

「デザイン」はGUIを配置するためのGUIを備えたエディタだ.ウインドウはこのuiファイルの他に,ヘッダとコードが合わさって定義される.uiファイルはXMLで記述される.

デバッグ」はプログラムの動きを観察できる.

「プロジェクト」はビルド設定のほか,このプロジェクト限定のエディタ設定などにアクセスできる.

「解析」は利用したことがなく,不明.デバッグに似た何かのようである.

「ヘルプ」はマニュアルを表示する.先の編集画面でカーソルが「Information」にあるとき,F1キーでこの「QMessageBox::information」の情報を表示する.ヘルプコンテンツは,今は13件インストールしているようだ.