続 Firefoxの設定「browser.sessionhistory.max_total_viewers」について

対象Firefoxバージョン
1.5.0.1

本エントリは,BiBoLoG: Firefoxの設定「browser.sessionhistory.max_total_viewers」について[http://d.hatena.ne.jp/Guernsey/20060217/1140108967:title](デッドリンク削除)の続編である.前回の行動の結果と,前回エントリの内容を要約したものを記載している.

やったこと

browser.sessionhistory.max_total_viewersを-1(既定,自動設定)による5とされていたものを1に変えた.

経過

快調である.メモリの食い過ぎが穏やかになっているようである.「応答なし」は未だ発生していない.動作が遅くなるということは,特に感じられなかった(CF-T2Cでの動作).

準考察

今までの動作不良の原因が,browser.sessionhistory.max_total_viewersの不適切な設定であったと,そう断定できよう.

前エントリの要約

browser.sessionhistory.max_total_viewersの概要

MozillaZine KBのとおり.Firefoxには「戻る」「進む」によるページ再表示を高速に行うため,メインメモリにページキャッシュを保存する,という動作がある.その最大ページ数を設定するものである.既定では-1,すなわち「自動設定」である.

最大消費メモリ量

メインメモリ512MB,設定は規定値を採用する(すなわち,-1設定による5ページ).ページキャッシュは平均4MBを消費するらしい.これに設定ページ数を掛けると20MBとなる.ページ数と掛け合わせてはいるが,ページキャッシュは「セッション毎」にもつ仕様である.すなわち最大値の計算式は,

ページキャッシュ平均 * 設定ページ数 * セッション数

であるといえる.5セッション開けば,100MBも消費する.メインメモリの5分の1も消費するのだ.馬鹿食い現象を煽るなら,20セッション開いていると見,「400MBの消費デスネー」と換言できる.

セッションとは

e-Wordsによれば,Webサイトを訪れたユーザがサイト内で行なう一連の行動と定義している.開いているウェブサイト単位と認識すれば良いだろう.