Windows で OpenCV 2.0 を利用する方法
Python をよく知らない僕は導入を取りやめます,と追記.一旦入れてはみたが,よく分からないからアンインストールしておいた.「導入手順」を加筆した.
費用をかけない一例.OpenMP と Python を抜く.無保証.リンク集もどき.
導入手順
- C コンパイラをインストールする
- Windows ライブラリをインストールする
- OpenCV ビルドサポートツールをインストールする
- Add CMake to the system PATH for all users
- OpenCV 2.0 をインストールする
- インストール先は C:\Program Files 以下のような,空白を含むパスにしてはならない(OpenCV 2.0 リリースノートなど - BiBoLoG,OpenCV-2.0.0a-win32.Readme.Please.txt).
- Add OpenCV to the system PATH for all users
- CMake で OpenCV 2.0 ビルド Visual C++ 2008 ソリューションセットを生成する
- OpenCV 2.0 CMake メモ - BiBoLoG では,適切に設定すれば Configure を2度,Generate を1度実行して完了している
- Visual C++ 2008 で OpenCV ライブラリをビルドする
- OpenCV.sln の ALL_BUILD プロジェクトを Debug,Release の両方でビルドする
- できあがった lib フォルダと bin フォルダを OpenCV 2.0 インストール先にコピーする
- bin/Debug/ と bin/Release/ を環境変数 PATH に登録する
- lib/Debug,lib/Release,include/ を Visual Studio に登録する
ライブラリのリンク設定メモ
プロジェクトプロパティから設定
デバッグ時はこうなる.必要な分だけ記述する.
cv200d.lib, cxcore200d.lib, highgui200d.lib, cvaux200d.lib, cvhaartraining.lib, ml200d.lib
リリース時はこうなる.
cv200.lib, cxcore200.lib, highgui200.lib, cvaux200.lib, cvhaartraining.lib, ml200.lib
ソースコード上で設定
必要な分だけ記述する.
#include <opencv/cv.h> #include <opencv/highgui.h> #include <opencv/cvaux.h> #include <opencv/ml.h> #ifdef _DEBUG #pragma comment( lib, "cv200d.lib" ) #pragma comment( lib, "cxcore200d.lib" ) #pragma comment( lib, "highgui200d.lib" ) #pragma comment( lib, "cvaux200d.lib" ) #pragma comment( lib, "cvhaartraining200d.lib" ) #pragma comment( lib, "ml200d.lib" ) #else #pragma comment( lib, "cv200.lib" ) #pragma comment( lib, "cxcore200.lib" ) #pragma comment( lib, "highgui200.lib" ) #pragma comment( lib, "cvaux200.lib" ) #pragma comment( lib, "cvhaartraining200.lib" ) #pragma comment( lib, "ml200.lib" ) #endif